日経読んでいて心痛むこ記事がありました。
「和製アニメのたそがれ」という記事があって、要は日本の優秀なアニメーターはみんな中国に取られていくって話です。
中国のテンセントって会社ご存じですか?オンラインゲームのテンセントと言えば話は早いです。
そこの会社が日本のアニメーターに月給34万~60万、もっと優秀なアニメーターやったら年収1000万も夢じゃないって・・しかも住宅手当や交通費もこみこみ!
でも日本でアニメーターとして働くと若手で月給9万、平均年収が400万(もっと少ないやろうな)しかも離職率は9割・・めちゃくちゃな職場環境です。
アニメに憧れがある若い子を漬け込んで激安で働かせているという訳です。そして現実見て退職・・
新聞にも書いていたけど、日本のアニメ制作費は米中の動画配信大手の7割と書いていたのを見ると本当に資金繰りが悪いことがよくわかります。
日本のアニメの稼ぎ頭であるDVDも頭打ちらしいし、どこから資金を回収したらいいのかわからん状態・・こうなるとアニメーターの月収は減るのは当たり前になります。
正直、「大運動会リスタート」を見ていても作画は綺麗だけど、運動のアニメなのに運動をしているシーンはあまりなく、あったとしてもコマをかなり減らしているのがバレバレ何でですよ。スタッフさん見ても韓国や中国っぽいですし、日本だけで製作するなら限界か、クオリティを下げないといけない状態になるかもしれないです。
大運動会リスタートがネットフリックスでの配信ならば、もしかしたら前作と負けずに劣らずのクオリティーになり新たなファンを多く獲得できていたのかもしれません。
hitokomakohsatsu.hatenadiary.com
↑少し辛口のご意見になります。
安い賃金で高品質という時代はもう終わりです。限界があります。
優秀な人材が中国へ流れる、これはアニメ業界だけの話だけではなく、一般企業にも言えることです。国内メーカーの技術職が中国メーカーで破格の年収で転職とかよく聞きます。
まさに人材の流出です。
アニメーターの話にいったん戻しますが、アニメーターの月収が安くなったのは手塚治虫のせいだと言われています。
アニメで利益を賄えなかったら、漫画で補えばいいという流れになり、アニメーターの月収は安くなったという話も聞いたことがあります。
そもそもそこが間違いやろと言いたくなりますね。
アニメのDVDが高いのは利益を吸収するためとアニメーターに少しでもお給料を支払うためかもしれないです。アニメDVDもどれだけ売れているのか、売れた分だけ利益につながっているといいのですが。
中国のように最初から資金が潤沢だから優秀なアニメーターも日本から引っ張ってこれて日本に負けない最強に面白いアニメになる・・これが近い将来現実になるかもしれないです。それか、日本の漫画のアニメ化が全て中国で製作という話もあるかもしれないです。
ちょっと真剣に将来のアニメ業界の心配と怖すぎるチャイナマネーについて語りました。