第7週はかなり怒涛の展開で驚きましたね!
寅と花岡とのお食事デートからの、花岡いきなり婚約者の紹介からの、寅お見合い宣言からの、寅と書生の優三さんが利害関係を一致させた結婚!というたった一週間の放送で、忙しすぎる展開にちょっと追いつけていないところがあります💦
追いつけないといいつつも、花岡さんに対するモヤモヤはぬぐえない・・・
二人は別に結婚の約束をしたわけではないけれども、周囲には「付き合ってるというか男女の仲としてはかなり良い方だ」という関係性が認知されていたので、いきなりの「婚約者紹介」というのはやっぱり寅+轟&よねのように驚くというよりも失望したわけです。
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【虎に翼】花岡さん餓死しちゃうけど、やっぱり花岡さんが黙って婚約するのはかなり腹が立つ件
花岡さんは、寅たちに黙って郷土で女学校を出たばかりの奈津子と電撃婚約をします。
なにこれ?何の罰ゲーム?きっつ!!!
花岡に対して多少好意を持っていた寅からすれば、ある意味で「え?婚約とかマジで聞いていないんですけど?」と衝撃的な展開です。(あの場でおめでとうと一言言えたのは偉すぎる)
後日、轟+よねはブチギレ!!!
轟曰く「あんな仕打ちはあるか?」「それで猪爪に何も言わずに婚約を? きちんと話もせずにか!?」
よねは「だからあいつを捨てたのか」「一発殴ろうと思ったが、お前はあいつとは到底釣り合わない(殴る価値もねーわ!)」と怒りが収まらない様子でした。
花岡曰く「猪爪とは結婚の約束をしていたわけではない。寅のことを考えたら弁護士を辞めて嫁に来いとはいえない」という言い訳ですが、何の説明もなく不意打ちの婚約者の紹介は結婚適齢期を過ぎた女性には相当きつい!!!
今の時代でしたら「え?私達付き合っていたんじゃないの?何の説明もないじゃない!!誰その女!!!ちゃんと別れてから婚約しろよ!!!!Xにさらしてやる!!!」状態です。
さらに寅の夢を潰したくないから結婚はできないという、言い訳をつらつらと並べられる様子を聞くと視聴者として非常に腹立たしいし、自分のことしか考えていないの?男としてどうなの?覚悟ないの?という状況です。
仕方がないかもしれないけど、やっぱり文句の1つは言いたくはなる!
この一件でさらに轟の好感度は上がったよね!私の目に狂いはなかったわ!☟
hitokomakohsatsu.hatenadiary.com
花岡さんの結婚観に失望(昭和初期なら当たり前の結婚観かも)
花岡さん結婚観において、かなり失望しました。自分勝手じゃん!!!昭和初期のエリート男子なら当たり前すぎるかもしれないけど、やっぱ無理です!
当時の時代背景を見ても「嫁には家庭を支えてほしい」という気持ちがあるかもしれないですが、女学校を出たばかりの奈津子さんにはかなり重たいなと感じました。
・家事と育児はしっかりとしてほしい(奈津子さんにキャリアというものはなし。無能力者にするつもりである)
・自分の父親の面倒も見てほしい(介護要員???じじいの介護はきっつい!おむつ交換しろってか!)
・これから誠心誠意をもって奈津子を愛する(今は愛していないんですよね)
女中さんは雇ってくれるかもしれないけれども、子育てとか手伝ってくれなさそうだし、きれいな洋服を着て東京観光ができるのは「あの時」だけじゃないかな?と奈津子さんの行く末が若干心配です。
寅のことを尊敬し好意はあったかもだけども、奈津子のことは今後懸命に愛する件
一番引っかかったのが、轟さんに「それで幸せなのか?」と詰め寄られ、「奈津子のことはこれから誠心誠意をもって愛する」といったところです。
はっきり言うと、寅に気持ちはあったけれども、互いの結婚観や寅のキャリア形成を言い訳にして、自分にとって都合の良い結婚相手を見つけました。
けど、婚約者・奈津子のことはまだまだ愛してはいないけれども、これから頑張って努力して愛するよーという非常に失礼な結婚です。
愛してはいないけれども、全国転勤になるからどこでもついてきてねー。
ついでに家事育児と父親の介護はお願いねー、もしかしたらカフェーで遊ぶかもしれないし、将来的に素敵な若い妾ができるかもしれないけれども、お金はしっかりと入れるから許してねー!という風にしかとることができないんです。
(妾の考えに対してはハイキング事件の際に、妾を持つことに対し擁護論を寅に論破していたので、推測で書かせていただきました)
寅と奈津子さんに対して物凄く失礼な結婚ですし、昭和初期の地位のある男性はある程度「恋愛よりも利害関係を一致させた結婚」が一般的であるかもしれないですが、女性に対して物凄く失礼!
今後、結婚生活を送っている花岡さんの様子が出てくるのかどうかわからないですが、奈津子さんは自分らしく生きていてほしいと思います。
戦後、花岡さんは餓死します(ヤミ米を拒否し餓死した山口判事がモデルなの?)
ステラで若干ネタバレしていましたが、花岡さんは戦後餓死します。
彼は食糧管理法を担当する裁判官として仕事をしている以上、法を守らないといけない、ヤミ米を食べるなんてダメだという信念で餓死しました。
寅と再会してから、非常にやつれていましたし、お弁当の中は小さなおにぎりとたくわん1切れのみという貧相な内容でした。
花岡さんの妻である奈津子さんも「たけのこ生活(物を売ってお金にしてヤミの食品を買いましょう)」と提案したけれども拒否!
基本配給されたものしか食べないという徹底ぶりでした・・・まだ小さな娘さんと息子もいるのに本当に無念な死です。
ある意味で彼も戦争の犠牲者かもしれません・・・・
実際に、ヤミ米を食さずに餓死した判事・山口良忠氏をモデルにしていると思われますが、花岡さんもヤミ米を食べることなく餓死してしまうそうです。
(亡き山口判事の結婚観がまともであることを願いたい・・・しかも山口判事の出身は花岡さんと同じ佐賀だよ!!やっぱり花岡のモデルは山口氏なの?)
おそらく餓死の知らせを聞いた寅+親友の轟は非常に悲しみに暮れると思いますし、奈津子さん自身の残された子供+義父の面倒を診ることになると思うと本当にかわいそうです。
花岡さんの最期は法を順守し、ヤミ米に手を付けない「生と死」の間で揺れることでしょう・・・・
(花岡の死によって、裁判官の処遇がかなり良くなったらしいです。そのあたりも見ものですね)
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