今回の舞台は、埼玉県にある大宮盆栽村です。
盆栽といえば、「サザエさん」に出て来る波平が盆栽を趣味として嗜んでいるのは有名ですよね。しかも時々カツオに破壊されてますよね…育てるのに10年20年かかると言われているガーデニング界隈最強の植物…
そりゃあ破壊されると「バッカモーン!!!!」となりますわな
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【ドキュメント72時間】盆栽鉢の中の小さな宇宙(大宮盆栽村で盆栽の世話を通じて人生を考えてみる)
番組内では数々の素晴らしい盆栽を数多く見させていただきました。
盆栽という形は「何事にもとらわれない」「盆栽との向き合い方」「盆栽と自分の人生を重ねる」
実際に70年育てた盆栽はまさに大木感が半端なく、それを人間に重ねてみると盆栽と人間の人生の重ね方はまさに比例しているとさえ感じました。
ちなみに盆栽村は全盛期には30以上あったそうですが、今は6軒くらいしか経営していない…それでも盆栽に心打たれた外国人には穴場スポットになっているそうな。
吉田茂元総理の盆栽も保管されているという…(盆栽は持ち主が亡くなっても生き続ける)
盆栽と人生を重ねてみる
よく考えたら、小さな鉢の上で「木」を育てるのですからね…奥が深いですね。
盆栽に魅せられ、盆栽と向き合うことと人生を重ねている様子を垣間見ることができました。
テニミュ俳優だった元俳優さんがコロナ禍をきっかけに盆栽村のスタッフとして働きだし、収入が減少したとしても奥深い盆栽の世界にのめりこんだりする様子も印象深かったです。
特に印象的だったのが、盆栽教室に訪れていたウクライナ人女性(44歳)でした
言うまでもなく彼女の祖国は現在隣国のロシアと戦争中です。出演中戦争に置いて言及することは一切なかったのですが、「盆栽は人生の勉強、根っこがないものでも一生懸命頑張ろうとしている姿 何があっても頑張らないといけないことがある(この言葉に凄く染みました…)」
という上記の言葉を聞くと…こんな軽々しくは言えないですが盆栽と彼女が背負っている祖国の事情・20年以上日本で生き続けている日本での人生・旦那さんの父親から教えて貰った盆栽の世界が彼女が世話をする盆栽に魂として吹き込まれていくのでは…と感じました。
盆栽村付近の小学校では5年生から自分で盆栽を作る
近隣の小学校では5年生から盆栽の授業が始まるそうです。
これ凄く良い情操教育だなぁと思いました。
実際に子供達はMY盆栽があるのが当たり前の環境で、各自持ってきてくれました!
子供なので凄く大切に育てているけれども、割れることもある…(ガチャーんと鉢を割ったけど植え替えをすればOKという事で…)
枯れそうになった盆栽を庭に植えたら生き返る子もいる、丁寧に育てると生き続けることができるんだなぁということを小学生から学ぶことができる…
控えめに言ってもこの教育は最高だと感じました。
〆としては、ひたむきに生きる盆栽の姿と病気などで悩む自分と重ねることで、粛々と盆栽と人生を歩いていく…そのようなお話を聞かせていただいた気がします。
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