JR岐阜駅からほど近い「日本一のシャッター街商店街」と言われる岐阜県・西柳ケ瀬。(スタープレイス柳ケ瀬商店街)
9割が店を閉じている状態という・・・一つ思ったのが「取材は1日で終わるのでは・・」という懸念だったが、そこはプロです。
しっかりと3日間取材を完結できました!
このドキュメント72時間の放送がきっかけに、スタープレイス西柳ケ瀬商店街を訪れる人々が増えてくれることを祈るばかりです。
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【ドキュメント72時間】岐阜・西柳ケ瀬シャッター待ブルース(9割シャッター街で生きている人たち)
美川憲一の大ヒットソング「柳ヶ瀬ブルース」は今回の西柳ケ瀬が舞台だといわれています。
繊維産業で栄えたこの地は、昭和時代は物凄くこの商店街も盛り上がっていた模様です。(小林旭に八代亜紀も来店もしたという伝説も)
入店するだけで外で待たないといけないスナックやマンモスキャバレーもありましたが・・・90年代の繊維産業の衰退と「清流作戦」といういわゆるいかがわしい店を一斉になくす代わりに、人もいなくなった・・・
特に印象的だったのが、時代がそのまま止まっていること・・・特に店長が15年前に夜逃げをしたというキャバレーは、グラスも女の子の制服も名刺もそのままな状態になっていたこと
商店街という機能ではなく、地元民がただ通過するだけになっているだけの場所になっていること・・・
「撮影するものが予想以上にない」という事態でしたが、しっかりと3日間この商店街の様子と驚くべき就労状況を垣間見ることができた。
岐阜県西柳ケ瀬の就労事情に驚いた・・・(地方の現状です)
岐阜は名古屋から近いとはいえ、地方都市である。
繊維産業でも栄えていたのは昔の話で、今ここで暮らしている人はどのような産業や仕事で食いついないでいるのかが凄く気になりました。
あくまでも番組に出演された方のみで見ていくと「介護職」「昼は便利屋・夜はキャバレー等の無料案内所という二足運営をしている男性」「SNSを駆使してバーやカラオケバーを経営」「細々とスナックを経営(お客さんが0人もよくある)」
やはり介護職と言うのは地元の働き口を支えているのだなと思いました。
現在、地元の介護施設にお世話になっている高齢者はかつてこの商店街で遊んでいた人たちだったかもしれない、年を重ね地元から出ることができなく、自分たちのケアを地元の若い人たちに仕事として提供すると考えると、地方における仕事の現状を突きつけられた感がある。
これは地方だけではなく都会にも言えることだけど、都会は産業や大企業の本社・支社などが溢れるほどあるので、仕事は介護以外の選択もできる。
そして高齢者の仕事においても、この商店街を清掃すると月々1万円の報酬を貰えると頑張る高齢男性。
ダウン症の子供を含む4人のお子様を育ているご夫婦は、昼は便利屋・夜は無料案内所を経営することで「自ら仕事を獲得する」という手腕も発揮している。
介護の仕事に就く人もいたら、自営業で乗り切る人、フィリピンパブを経営する人、商店街の空きビルを活用して活動をする人など本当に様々です。
人気がない地方だからと可能性を切り捨てず、懸命に生きる人々でした。
1割でも盛り上がっているなら良し!
9割シャッター街ですが、たった1割のフィリピンパブ、ウナギ屋さん、SNSで有名なバーやカラオケバーが盛り上がっているなら、「栄えている商店街」と言えるのでは?と思った。
最後に登場した送別会で盛り上がるカラオケバーの様子は凄く楽しそうでした!
みんな飲んで歌って楽しんで!とにかくこの場にいることが楽しいというのが良く伝わりました!
この放送をきっかけに「スタープレイス西柳ケ瀬商店街」に人々が訪れてくれることを望む・・・
名古屋よりも人がいい岐阜県なので、穏やかに遊べる予感がするぞ!
☟驚くことに美川憲一は傘寿が見えている・・・・
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