カムカムエブリバディを見ていると「回転焼きだけで生計を立てるってすごくない?」と思うことありません?
(安子さんが戦後一人で始めた「たちばな」はかなり壮絶でした・・・旦那なしカネなし、小豆を手に入れるのも精一杯、おまけに乳飲み子あり)
創業当時の「大月」は本当に自宅兼回転焼き屋でしたが、年月が経つにつれ「立派な看板」「大月とプリントされた紙袋」など設備投資もできているのを見ると「経営が順風満帆」だと分かります。
成功の秘訣はたちばな時代から受け継がれた「あんこのおまじない」だろう」
プロジェクトXで取り上げてほしい
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【カムカムエブリバディ】回転焼き屋さんで一家の生計を立てている大月るいは凄すぎる!!!
回転焼きだけで生計を立てられるのは普通に凄い!
回転焼きの原価はあの時代だと非常に安いのは確かです。
1つ100円の回転焼き、牛乳等の飲み物を販売している模様です。
実質の社長兼従業員はるいちゃんのみ!(だってジョーさんは不器用すぎて接客ですら無理なのです・・・ジョーさん店番の時はお客さんが遠慮して去るくらい・・・)
大月の価格変化
大月は1966年から2022年現在に至るまで営業しています。(終盤は桃太郎の奥さんが切り盛り)
創業当初は回転焼き1つ10円でしたが、1983年になると1つ100円に値上がりました。
時代の物価上昇に合わせて「大月」で取扱商品の価格も値上がりしていることが以下で分かります。
(1966年「大月」創業当時)
回転焼き1つ10円
(1976年 ひなた小学4年生の時の「大月」のメニュー)
回転焼き 60円
牛乳 40円
コーヒー牛乳 50円
フルーツ牛乳 50円
(1983年 ひなた高校3年生の時の「大月」のメニュー)
回転焼き100円
牛乳90円
コーヒー牛乳90円
フルーツ牛乳90円
いかがでしょうか?物価上昇に合わせて価格も上昇しています。
物価上昇に伴い、小豆や小麦粉等の原材料の高騰、光熱費も上がっていることは確かです。それに伴い価格を上げることは経営者としては正しい判断ですね。
回転焼き1つで一家を支える!
大月家を支えるのは「大月」の売り上げから差し引いた利益だと思われます。
実際に、回転焼き「大月」にかかる経費は、手ごろの価格の家賃(住居も兼ねている)、あずき・砂糖・小麦粉の材料費、光熱費です。
光熱費に関しては営業時間中ずっと回転焼き機に火を入れているわけではなく、10個は在庫として置いておき、お客さんが来たらすぐに販売できるような体制にしています。
ただ!五十嵐君のような「焼き立て熱々がいい!1つだけください!」という厄介なお客さんも中に入るので、その際はコストは少々かかりますが、るいさんは心を込めてお客さんのために回転焼きを焼いてあげます。
・回転焼きの売り上げ、一日150~200個(15000円から20000円の売り上げ)
・牛乳・コーヒー牛乳類の売り上げが、一日20本(1800円ほど)
・一か月の売り上げ(週1休みとみて)が、436,800円~566,800円!
売り上げが45万円から55万円前後だと考えて、そこから仕入れ等の経費15万円ほどを差し引くと家族で食べてはいけそうですね!
ジョーさんは働いていないので、まさに「大月」の売り上げが頼り!といったところです。
売上に関しては、当初「京都の人は新しいものに食いつかない」と売れなかったときもありますが、ベリーさんのおかげで「お墨付き」をゲットし、あかね商店街内でも認められるようになりました。
その後、桃剣さんの効果で、売れるときもあれば、「およげたいやきくん」「だんご三兄弟」の影響で売れない時もあるという「商売の波」も経験している「大月」です。
(近隣に、「御座候」という強敵がいなかったのも救いです)
それにしても回転焼き1つで一家を支えることができるのは凄いですし、そのあたりは安子さんや大阪のおじさんおばさんから受け継いだ「自営業」の心得、幼い頃雉真家で見ていた勇おじさんの経営に対する考えをそばで見ていたから、堅実に経営を継続させに家族を養うことができたのでしょうね。
ちょっと気になる大月家の台所事情
後に生まれるひなたは公立高校を卒業(公立は授業料が格安)、桃太郎君はひなたと同じ公立高校卒業後は岡山の大学へ進学(大学の費用はかつて叔父である勇さんがるいの学費にと残していた資金で進学)
ひなたちゃんは進路を決める際、大月家の台所事情を考慮し、「進学」以外の道を模索しました。(自分探しで「ミス条映コンテスト」に出場した結果、バイト→就職へとつながりました)
大月家の食卓を眺めていると、手作りの朝ご飯、食後のフルーツ、クリスマスのディナーと子供達を生活には不自由なく満足させている様子がうかがえますが、「高額な学費」となると「お姉ちゃんではなく弟に回した方がいいのだろうか」という結果になるのかなと思います。
酷いご家庭でしたら、年頃の娘さんに「女子に教育は必要ない!」というひどい親もいましたが、大月夫妻をみていると「あくまでもひなたの意思を尊重する」という様子を見受けられます。
回転焼き・大月の収入や、大月家の台所事情を考えると止まらなくなりました💰
最後までお読みいただき誠にありがとうございます!
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