あえて「花が咲かない季節」になんで植物園にくるの?と私は疑問に思った。
「あえて冬に訪れる理由」をふと知りたくなりました。
東京ドームの近くにある「小石川植物園」(しかも全然人がいなさそうな平日に撮影!)
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【ドキュメント72時間】東京・植物園 わたしだけの冬に(なぜ花の咲かない冬の時期に植物園に来場する意味は?)
本当に東京ドームからほど近い植物園なの?と思うくらい「トウキョウ感」「都会感」がなく、東京だと感じさせない植物園でした。
残念ながら冬の次期なので、華やかな花は沢山咲き乱れているわけではないですが、冬にしかない寒桜、梅の花、江戸時代から現存する大きなクスノキ(東京大空襲で燃えなくて本当に良かった!)などもあり、割と冬の植物園も見どころがあると思いました。
中にはあえて「枯れた状態が美しい」からという理由で愛でている方もいるほどでした。
また東京なのにカワセミが飛んでいたり、木に刺さったトカゲもありました。
(トカゲはモズが冬の貯蔵食として木に刺す→モズが大概忘れるそうです)
冬の植物園だけれども、様々な目線で楽しむことができるのだなと感じましたよ。
年間パスポートで子育て中の散歩を満喫
世界で最も子育てがしにくい都市と言われている東京で、毎日未就園児をどのように外遊びをするのかが最大の問題です。
冒頭と終盤に登場した親子(お子様は未就園児)は2500円の年間パスポートを購入し、ほぼ毎日この植物園を訪れて散歩や自然遊びを楽しんでいる模様です。
東京にいながらでも自然に触れ、五感を刺激させてあげたいというお母さんの気持ちが非常に伝わりました。
この植物園だと、いきなり暴走する車もいないので、心から体中を使って遊ぶことができるから本当に素晴らしいですね。
またこの植物園は東京大学の付属施設でもあって高山植物や絶滅危惧種を保護する施設もあるので、幼いころから希少植物に慣れ親しめるのは有難い「体験」です。
無理してディズニーへ行くよりも小石川植物園ですよ。
自分だけの植物園の楽しみ方
本当にこの植物園での楽しみ方は多種多様だと感じました。
木々の変化を眺める人もいれば、梅の木のそばでゆっくりとする法科大学院の留学生もいれば、恋愛によって傷ついた心を立て直すために来場する女性もいれば、貴重な時間を使ってベンチでまったりとする高齢男性もいれば、Facebookに掲載する植物の写真を撮影する元レーサーの男性もいる。
中でも驚いたのが、チャイナアズナンバーワンの著者である関 志雄氏が偶然に来場していたことです!しかもアベノミクスについての本を執筆中とのこと!もっとお話を伺いたいです!
中でも経済学は皆が幸せになる文学であること、温かい心と冷静な頭脳を持つことだ大事なことを教えてもらったような気がします。(幸せな生活を送るために経済学を学ぶのです)
終盤に登場した美大卒の画家の男性も印象的でした。
日頃はタワマンの清掃関連の仕事をしながら週2でこの植物園内の木々を描いているそうな。木々を書き終えると新しい木々を探してまた描く(本当に美しく仕上がっています)たとえ大きく売れなくても書き続けることが大事なのだなと画家としてのあるべき姿を見せていただきました。
この植物園にももうすぐ春が来ます。寒い時期ももうそろそろ終わりですね。
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