ヒトコマコウサツ

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【作りたい女と食べたい女】第5週分:15話から18話までの感想(春日さん、実家と縁を切りました。南雲さんの会食恐怖症との付き合い方)

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第5週分が終りました😿

今週は春日さんの長年抱えていた「家族という呪縛」から一歩前進できて本当に良かったです・・・

親(父親だけですが)との絶縁は相当気が重たくてしんどいけれども、「安全じゃない家」へ戻って自分をなくしてしまうことを考えると、この選択は良かったと思います。

 

そして南雲さんが抱える「会食恐怖症」と対人関係とのあり方もこの二人が教えてくれました(今後もしそのような方と交流がある際は、大いに参考にさせていただきます)
レズビアン、アセクシャル等少数派に対する「型」にはめるのも、やめたほうがいい、自分は自分らしくでいいじゃないかと考えさせられた週でした。

 

作りたい女と食べたい女 第5週分:15話から18話までの感想



【作りたい女と食べたい女】第5週分:15話から18話までの感想(春日さん、実家と縁を切りました。南雲さんの会食恐怖症との付き合い方)

先週に引き続いて今週分の感想をまとめました。

今週ははっきり言って涙なしで視聴はできないです。

春日さんを始め、家族という呪縛、家族により人生を制限されている人には是非見ていただきたい内容だと思います(この作品を見て行動に移せたら凄いです!)


先週の感想です☟

 

hitokomakohsatsu.hatenadiary.com

 

15話:ロールキャベツの回

yakoさんこと矢子さん登場!豆乳ラテに変更するところが女子力高いといわれるんだろうなぁ☕

「議員の同性婚に言及した」のポストに対して、220件のイイネ!63件のリポスト!17件のコメント!ちょっとしたインフルエンサーじゃないですか!

 

野本さんこのプロジェクトを乗り越えたら、派遣の時給が上がるor正社員登用になればいいなぁと勝手に思っています

春日さん、「父」からの着信に出ず・・この毒父は春日さんを苦しめる元凶です。

この元凶のおかげで野本さんとの関係が大きく前進するわけですが、先ほどの議員や毒父のせいで自分を出せずに家族という呪縛に苦しめられているんですよね・・・

 

さて南雲さん!鍵をなくした模様(よくあるらしい・・・鍵のレスキュー的な業者を毎回呼ぶと高額になりますからね)

偶然にも春日さんと遭遇したおかげで、何とかマンション内へ入れましたが部屋には入れなかったので、春日さんの粋な計らいで、落ち着いてゆっくりと鍵を探すことができ、またご自身の「会食恐怖症」においても告白できました。

先日、春日さんと野本さんが野菜のお礼+ゆずジャムを渡す名目で訪問した際、南雲さんを食事に誘いましたが、南雲さん自身失礼な断り方をしたと思っており、この無礼(春日さん自体も引越早々お誘いしたのは申し訳なかったと)について解釈しておりました。

それでも春日さんは決して会食恐怖症を否定・肯定するわけでもなく、「お茶」という選択肢を南雲さんに提案することで、人前で食べることを怖がる彼女に対し柔らかな光が差し込んだのではないかと思いました。

 

忘れてはいけない!本日のメニュー!!

クリスマスパーティー越しのロールキャベツ!

コンソメやクリーム系も美味しいよね!王道のトマト系が一番しっくりきます!本当においしそうです!ロールキャベツは手間がかかりますけども二人で作業しながらだと軽々できそうです!

南雲さんについて大丈夫だと語る春日さん、ホっと胸をなでおろす野本さん。

さぞロールキャベツのおかげで温まったことだと思います。

 

16話:アボカドディップの回

南雲さんの会食恐怖症の理由が小学校の給食だと分かりました。

一昔前の給食指導は「絶対に残すな!」と厳しく「居残り給食」指導されました。それが小食で食べられない子にとってはどれだけ辛いのか・・・(当時のクラスでは5時間目まで食べていた子もいた→今だったら新聞に載るよね)

給食がきっかけで会食恐怖症になるという話はよく耳にします・・・もう昔じゃないんだから少量でもいいじゃん!と思いますよね。

 

春日さんはスーパーで品出しの仕事が終わり、パートのおばちゃん達が「介護」「離婚」等の話題を・・・

結婚をしても嫁は義両親の介護に奴隷のように扱われる・・だから離婚は早い方がいいと・・・春日さんのお母さんに重ねちゃいましたね・・追い打ちをかけるかのように叔母からの連絡・・・今電話をかけるとどうなるか春日さんは理解しているだから・・毒親には電話をかけない・・・

田舎の古い考えを持つ家庭は、嫁やその家の女の子は「家政婦兼介護士」扱いされる傾向があります。少しでも外部に頼もうものなら「情はないのか!」と男は怒りだしますよね、でもその男が口だけで一番何もしない!お嫁さんや娘さんをこき使い、口だけは偉そうに言う!一番最悪なパターンですね。将来的に家族全員に見放されて孤独死しても文句は言えない・・・

 

矢子さん(yako)と野本さん(ゆ)のオンライン映画上映会が始まりました!

好きな時間・場所にオンラインで集合して同じ映画を楽しむことができるのは最高ですね!

(コスト掛からないし、おうちでできるのが最高!しかもコメントやスタンプも遅れるなんて!ウォッチパーティーを呼ばれているみたいですね!)

二人のおつまみは、野本さんは手作りのトマト・チーズの和え物、アボカドディップ。

矢子さんはデパ地下で購入したおいしそうなグラタンとかですね!

作る女と作らない女が登場しましたが、お互いの料理を褒め、作らないことに対して卑下しない、否定しないことで楽しい上映会が終りました。

野本さんは、思い切って矢子さんがレズビアンかつアセクシャルであることを聞いてみたり、自身がレズビアンであるかどうか名乗っていいものか、好きな人がいること(春日さんのことまでがっつりと)など、レズビアンの映画において濃厚な描写はちょっと・・等オンライン初対面にもかかわらず色々と相談しているところが印象的でした(リアルな世界で春日さんについて非常に具体的に相談するのは躊躇しますからね・・)

レズビアンなのかアセクシャルなのか自分をどうしても「型」にはめがちですが、別にはめなくてもいいんですね

 

17話ドーナッツの回

毒父からの電話・・・要は春日さんに祖母の介護のために帰ってこいと。結婚もしていない、大した仕事もしていないだから帰っていない。春日さんの弟(長男)に手伝いは酷、だけど春日さんは介護を押し付ける。さらに春日さんが正論を毒父に言うと、どれだけ面倒をみてきたと思っているんだ!とさらに毒を擦り付ける・・・

長男には特例?ですか?本当に田舎独特の長男主義の考えがどれだけ女性を苦しめるのか・・・しかもこの父親は絶対に手伝いとかしてなさそうですね

ちょっと病院へ連れて行っただけでも「介護してますぅ」みたいな顔とかするんでしょうね・・一番いやな仕事は嫁と娘に押し付けようなんて本気で許せないですね。

 

さて南雲さんと春日さんがベランダ越しに交流!(結婚できない男を思い出しました!)

春日さんは南雲さんの家族仲がいいのかな?と思い、あえて家族仲について聞きました。春日さんは食べさせてもらえなかった・・けど南雲さんは沢山食材をもらっている・・けど南雲さんの話を聞くと沢山食べることを良しとする家庭に育ったせいで、食べることが苦手だと。

まったく正反対の二人ですが、南雲さんと春日さん「家族の苦しさ」は共有で来たのではないかなと・・・

 

さて野本さんは考えすぎてドーナッツの生地を大量に作りまして、春日さんにメッセージを送るとベランダから声が?

三人は目の前にある大量のドーナッツ生地を目の前に、誘ってくれたことに感謝する南雲さん、これで3人は仲良くなれそうな予感がしました。

夜中のドーナッツ作り🍩みんな楽しそうです!

揚げたてのドーナッツは凄くおいしそうですね!食べられない南雲さんにミルクティーでもてなし、ドーナッツは持ち帰りという優しい配慮のおかげで南雲さんはここにいても大丈夫だという安心感を得た感じがしました。

春日さんと野本さんの「飲み物だけでも」というさりげない優しさと気遣いのおかげで救われた感があります。春日さんも南雲さんに過去に何があったのかと引き出すのも本当に上手・・春日さんってやっぱ包容力がありますね。

今回感じたのは押し付けではなく、さりげなくが一番難しい。

この二人が自然とできるのが本当に凄い😿

春日さんは野本さんにぐっと近づけたかな?と思ったのが、ドーナッツを遠慮なく6個お願いしたことです。

大丈夫!野本さんはあなたのことが好きだから全部くれますよw

 

18話クリームシチューの回

「家が自分にとって安全ではない場所」

春日さんにとって実家という場所は、自分でいられない場所。

毒父に仕事を辞めさせられ、祖母の介護を押し付けられ、さらに食事まで制限される

家族なのに女中のような扱いを受けるのは絶対に耐えられないですね。

 

毒父に対しては憎しみがある模様、けど実母においては自分らしく生きてほしいと言いたいけれども帰省すらできていないから伝えることもできない状態・・・

 

春日さんの決心を大きく変えたのは、食堂で一緒になったスーパーの店員さんでした

(店員さんは姑か舅の介護に追われており、しかも夫は手伝ってくれない。離婚もしたいけれどもできない状態)

家族のために自分が犠牲になるのではなく自分らしく生きてほしいと、店員さんは自分の娘さんに投影したかのように春日さんにしっかりと伝えました。

 

この決心をもとに、春日さんは毒父に電話を入れ、もう二度と実家へ戻らないことを伝えましたが、実父からは親不孝扱い・・・この言葉って結構突き刺さりますよね。

自分勝手な生き方をしているんじゃないかと思わせるマインドコントロールのようなセリフです。でも春日さんの決心は揺るぎません。

実家へ戻ると、自分じゃいられない・食べることもできない・・・まるで自分が死んだようになってしまう・・・そんな心から安全と思えるような場所にいなくてもいい・・・

彼女の決心をさらに後押しをしてくれたのが「Chosen Famliy」という曲。

自分が選んだ家族と心地よく安全に暮らす・・・この曲を聞きながら野本さんからクリームシチューのお誘いが。

彼女にはちゃんと話をしよう・・・

自分が冷たい人間だと思うのか・・親を捨てるなとは言ってほしくない・・この気持ちを正直に伝えたことで野本さんは彼女を言葉で抱擁するかのように

「春日さんは優しい人間です。優しい所をたくさん知っている。春日さんに自分が冷たいと思わせたお父さんが許せない。春日さんが一番幸せでいられる場所でいてください・・・いちばんやさしくいられる場所にいてください」

春日さん、あなたは決して冷たい人間ではないです。大丈夫・・・きっと大丈夫

温かいクリームシチュー、ドーナッツを始め、彼女の心を温かくしてくれた野本さんの数々のお料理・・・きっと実家では心から美味しい、もうお腹いっぱいと思ったことがなかったのでしょう・・・食べ物の威力は偉大です。

血のつながった安全ではない家族よりも、血のつながりはないけれども家族以上に安全にあたたかな家族を作っていけばいいのですから・・・・

 

 

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