「わざとだよ?」
このセリフにピン!と来た人は、お主・・NANAが好きですな?(検索してこの記事読んでいる人はそうですよねっ)
NANAを読んでいた当初、実を言えば凄く幸子が苦手でした・・
実写映画では紗栄子さんが演じており、かなりリアルでしたよね・・怖いほど再現力がありましたよ。
幸子嫌いって意見多いですよね?私自身、当時NANAを読んでいて幸子が、ハチコと章司が付き合っているの、知っているのに「わざとじゃないよ?」と誘惑してんじゃねーぞ!!と思いましたよ。
当時はハチコよりの考えでしたので、幸子のような女の子は苦手になるのは自然の流れです。
でも大人になってから読み返してみると「幸子・・あざといけども別に悪くないよね・・章二に彼女の邪魔はしないって言っていたし、というか二人が出会ったタイミングの問題?」と思いましたし、むしろ色々な考えが巡るようになりました。
「わざとだよ?」幸子ってあざとーだけど悪女なのか良い子なのか?
幸子があざといけど「良い子」と思った箇所
幸子が未だに嫌いな人からすれば何を言っているんだ!お前は!と言われそうですが、意外と幸子ってちゃんと考えて行動をとっているよね・・と。
✔章司を終電で困らせないためにヒールのある靴(グレースのミュール)でなく「スニーカー」に履き替えるところ
✔指を切ってハチコに介抱してもらっているときに涙の謝罪(ハチコは別の意味でとらえてましたが)
✔章司に泣きながら、彼女との仲を絶対に邪魔しないから縁を切らないで発言
✔プラダよりもジャクソンバーガーをもらうほうが嬉しい発言
✔なんだかんだ、章司と二人で暮らし仲良くしている
✔花火大会も一緒に同行
二人の恋はマジだった・・・
京介の言う通り、章司は浮気できる人物ではなく、ハチコと付き合っている状態にもかかわらず、浮気という概念を乗り越えて「本気で」幸子のことを好きになり、二股状態になりました。章司の建前としては「二股」だけど心では「ガチで幸子と付き合っている」のかもしれないですね。
幸子のほうも本気で章司のことがすきになりハチコに対して申し訳ない気持ちでいっぱいだけれども、もう気持ちが抑えられなかった・・
当時のハチコは、ナナとのシェア生活で心浮かれているわ、出版社でのバイトでコテンパンに働かされるわで環境の変化に追いついていないところもあり、章司とお喋りするときも「ナナ」の喋り方が移り、今までと違う「ハチコ=奈々」に違和感というか嫌気をさしていた時に、「幸子」が登場し、もう二人は止めることができない恋に落ちてしまったと考えています。
ハチコ、幸子、章司の誰が悪いかを数値化で表してみると、オスの本能を抑えられなかった章司が抜群に悪いのですが、三人の状況や心情を読み取り達観すれば「誰も悪くないかもしれない」かもしれない・・どっちだよ!
結果的に幸子と章司は幸せになりました。
奈々も後にノブと付き合い、タクミと若干かぶり、妊娠し(どっちの子供なんだよ・・)、憧れのタクミと入籍までしましたからね(未来の描写を見ると幸せ?とはいいがたいかな)
幸子と章司が出会った時期が悪かった・・ただそれだけだったかもしれないですね・・・
恋愛って誰が悪いとか、浮気したほうが悪いとかありますよね。あー難しい・・
美里ちゃんこと舞ちゃんって謎多いですよね・・・☟
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