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【虎に翼】第23週ネタバレ感想記事「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」

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虎に翼 23週感想記事

 

 

 

【虎に翼】第24週ネタバレ感想記事「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」

とうとう原爆裁判が始まります。

その矢先に雲野先生が急死するという事態になりまして、原告側はよね・轟・岩井先生で臨むことになりました

終戦から15年経過していても、原爆で苦しんでいる人はなお多く、しかも世間から若干忘れられている感があるというのも驚きです。

この裁判はかなり踏み込んでいます・・・寅に翼どこまでもタブーを突き抜けていきます

23週111話

プライベートでは百合さんの認知症疑惑

仕事では原爆裁判を抱えているという立場の寅

 

原爆裁判においては目を背いてははいけない事実が出てきますが、広島と長崎の原爆被害者が抱える苦しみを少しでも国民は知り、寄り添う必要性があると思いました

NHKでこの問題を取り上げるとは思いませんでした・・・でも真正面から向き合っているので、視聴者としても本気で臨まないといけないですね

 

 

今日気になった点

・道男が握ったお寿司がおいしそう!直人は司法試験に合格!優未は高校生!直治は演奏の仕事も増えているというよりもレミさん子供生まれたんだ!朋一は長崎地裁で判事補の仕事

・寅は体が熱いのがもしかしたら更年期のホットフラッシュ?

・百合さんちょっとボケた?(翌朝には家族全員認知症だと気が付いている)

・4年間かけて原爆裁判の準備・・・壮絶な裁判の始まりです

・雲野先生!梅子さんのおにぎりを持った瞬間倒れて亡くなるなんて!(岩井先生も過労からやっと回復したのに)

・轟さんとよねさんは広島と長崎へ出向き、最悪な状況を目にし戦うことを決意

・雲野先生の遺影と共に裁判に臨む、岩井先生・よね先生・轟先生(あ!傍聴席に竹中記者!相当おじいちゃんになりました・・・)

 

23週112話

傍聴人が竹中記者しかいない「原爆裁判」

当時も傍聴人はいなかったのだろうか、それともあえて傍聴させなかったのだろうか。

非常に長引く原爆裁判。よく考えると殺傷能力が高すぎる原爆を投下すること事態、国際法違反になりますし、原爆によって「令和の時代」でも苦しんでいる人が尚多い。

原爆に対する補償等がないと原告側としても「普通に過ごしていただけなのにある日突然原爆落とされて人生がめちゃくちゃになった!」と憤るのもわかります

 

この件に関しては「朝ドラ」だけではなく「映像の世紀」でやっていただけると幸いです。

今日気になった点

・寅はホットフラッシュに悩む中、よねや竹中記者と遭遇。竹中記者にとってはずっと「お嬢ちゃん」なんだね

・「意義のある裁判にするぞ」よね様素晴らしい・・・

・百合さん・・・朝食のごはんを炊くのを忘れていた・・色々と何かおかしい(家族の認知症を受け入れるのは本当に難しい)

・1年半後、家族全員で家事をしている。認知症がどんどん進んでる・・・

・のどかちゃんのことも銀行勤めじゃなくて、まだ大学生だと思っているんだね

・お手伝いさんの「百合さん色々教えてくださいね」は大変素晴らしい対応

・原爆裁判は非常に難航している。

・よねの尋問がじわじわとくる・・・

 

 

23週113話

認知症の演技が凄すぎる余貴美子さんには脱帽です。財布がないとか、シチューが腐っているから捨てる、髪の毛や着物の崩れ方など・・・かつて実習先で見た認知症のおばあさんそのものでした。(余貴美子さんは同期時に新宿野戦病院にもご出演されており、役柄は滅茶苦茶ファンキーなおばちゃまです。役柄が違いすぎる!)


原爆裁判の原告人出廷がまさかの女性。

吉田さんが出廷することで風向きは明らかに変わりますが、吉田さんの人生の風向きがどうか悪いようにならないでいただきたい。

昭和の時代なんてコンプライアンスも何もないので、吉田さんを追い詰めるような報道や過剰な好機の目にさらされるのかと思うとコレも彼女が選ぶ地獄だからと言うだけでは片づけられないような気もする

 

とにかく明日をまとう(のどかと喧嘩した優未はどこへいったのか?)

 

 

今日気になった点

・今、苦しんでいる被爆者はどこに救いを求めたらいいのだろうか→法学者とはお答えできません(みんな重たいものを背負ってこの裁判に臨んでいるし、被爆者に対しても何かしてあげたいと思ってはいる)

・竹中記者が執筆した原爆裁判の記事は人々に関心を寄せることができた

・百合さん→財布がないと騒ぐのは認知症あるあるです

・「寅ちゃんこちら側へようこそ!」と寅の更年期を歓喜する梅子さん

・原告側の女性が出廷することになった・・・(この出廷により彼女は地獄を見るのか・・それとも・・・好機の目をさらされるのか・・)

・のどかと優未が大喧嘩!ケリいれたよ!でも喧嘩できるほど「姉妹」になれたってことじゃない?(優未はどこかへ行きました・・・)

・喧嘩の原因は百合さんに対する向き合い方だけどね・・・現実を受け入れたくないのどか、深呼吸をして現実を粛々と受け入れる優未

・のどか・・・本当は美大へ進学してアートな仕事に就きたかったんだね

 

 

23週114話

原告の吉田さんが上京しました。

吉田さんは21歳の際に爆心地から2キロ先だったのに被爆者になり、大やけどを負い、子供を授かっても原爆のせいで乳腺が焼けてお乳をあげることすら難しい・・・3度の流産後、夫が出て行った・・・助けを求めるのはもう誰もいない国以外誰もいない。

 

爆心地から2キロ先でもこんなに甚大な被害を受けるだなんて・・・と思いました。

21歳になったばかりの美人の女性がこんな目に遭うなんてと思いますが、原爆は「普通だった日常やその人の人生や未来」を老若男女問わず容赦なく奪った最悪の兵器です。(一度、広島平和記念資料館へ出向くとその恐ろしさ分かります)

本当に恐ろしい。

もう二度と投下されないようにしないと、否してはならないです

 

今日気になった点

・百合さん、夜中に口紅をつけてお出かけ・・・(口紅ズレているところが認知症の演出というか、初登場時の百合さんはお綺麗なおばあさんだったのに認知症と言うのはここまでになるんです)

・イマジナリー猪爪家が面白すぎ!みんな優未のこと心配しているんだね!

・優未は山田轟法律事務所にいた!やはり・・・認知症の百合さんを世話しないのどかに不満があったのか・・・それはな現実を受け入れられないんだよ

・口や手を出して責任を負わない人間にはならないでほしい・・・遠藤さんには多くの怒りや失望があるから言える言葉・・・

・みんなでカレーの歌を歌う所本当によかった!のどかと優未は姉妹になった!

・原告側の吉田さん、上京しました

・「あなた綺麗ね、凛としている」とよねに言った吉田さんは本当に昔は美人だった・・・昔はみんな美しさに振り替える、今は原爆のせいでおったケロイドに振り替える・・・彼女の地獄は相当きつい

・よねは、ここまで弱者に寄り添うことができる弁護士になったなぁと嬉しくなりました

・轟さんw吉田さんに寝る場所を提供するおかげで遠藤さんとこに泊まれるのは嬉しいけれども、初対面の吉田さんに「恋人の家へお泊りしまーす」なんて嬉しそうに言うのは何とも言えないw(ホントごちそうさんです)

・吉田さんは出廷はしなかったけど、吉田さんの辛さとただただ普通に穏やかに暮らしたいという気持ちが詰まった手紙を轟さんが法廷で読んでくれました
 

 

24週115話

ラスト4分の汐見さんによる判決を言い渡すシーンは飲みこむように見てしまいました

主文後回しって異例中の異例です

原爆を投下すれば大勢の人が死ぬことが分かっているのに投下したことに対して国際法違反であるかどうかを8年時間をかけて判決を下しました

汐見さんの仰る通り、司法の域を超えており、国としての責務ですよね

何にも関係のない国民を戦争に巻き込んで、生活を困窮させ、家族が死んでしまい、何の保証もないまま「頑張って生きてくださいね」なんて・・まさに政治的困窮も甚だしいです。

 

この裁判によって被爆者に対する保証制度が着々とできてきましたが、その後も黒い雨に打たれたものは被爆者とみなさない等、戦後何十年になっても問題はクリアに解決しない。司法が頑丈であっても、政治的に困窮なら苦しむ人が救われないですね。

 

今日気になった点

・最高裁判事に任命された桂場さんは、梅子のあんこが認められた!

・笹山さん・・・ほとんど歩けない・・・ので笹寿司を継がないか?でも経営に自身がない道男はできない・・料理は好きだけどマネージメントは無理なので、梅子さんと一緒にやる!「和菓子とお寿司のお店」が誕生!寿司のデザートにあんみつはいいよ!つくづくご縁って最高!

・百合さんの眼鏡の汚れ、歩き方、バナナの食べ方・・・本当に認知症の行動そのものです

・百合さんがご自身の老いに対して謝るところ、大丈夫大丈夫と百合さんの背中をさする寅。老いに対する尊厳を考えさせられました。

・8年に及ぶ原爆裁判は、結論として国側の勝訴。

・裁判所の職責ではなく、行政区である内閣が戦争の責任を負うということか・・・高度成長でお金持ちになった日本だからこそできる賠償ではないのか

・よねさんの涙・・・

・汐見さんが判決文を読んでいる声がとても力強かった

原爆裁判の判決内容は尾野真千子のナレーションでもいいから「わかりやすい説明と結論」を教えてくれ!(独特な言い回しすぎてわからん!わざわざしらべたぞ!)

 

 

 

 

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