ヒトコマコウサツ

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【平成狸合戦ぽんぽこ】ラストシーンの変化できる狸達の最後が人間社会に溶け込んでいる(ストレスで倒れる狸も多数)

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思いのほか、以前執筆した平成狸合戦ぽんぽこの記事が大変読まれているので、再び筆を取ります。

何度も視聴していると本当に考えさせられますね。

 

何度も考えた「宝船」のシーンと変化できない並みの狸の行く末☟

 

hitokomakohsatsu.hatenadiary.com

 

 

 

特にラストシーンは、これからの狸の行く末が凄く気になりました。

ネタバレになりますがサラリーマンになった正吉が帰り道に変化できない狸たちがゴルフ場へ入っていくのを見て、それについていき、幼馴染のポン吉と再会し、その場で変化を解き、宴を楽しんでいる姿です。

胸が苦しくなりましたね・・過酷な人間社会からのストレス発散なんだろうな・・

でもまた朝が来たらサラリーマンになって仕事をする・・・もしくはこの宴の楽しさに溺れて野生の狸へ戻るのか・・・それは正吉にしかわかりません。

 

 

駅の売店は「変化狸」のメッカである

 

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【平成狸合戦ぽんぽこ】ラストシーンの変化できる狸達の最後が人間社会に溶け込んでいる(ストレスで倒れる狸も多数)

今回の考察は、ラストのラストシーンです。タヌキが選んだ最後の道は・・・

 

僕たちはあの決断をしてしまったのです

 

それが、人間社会に溶け込むことです。

悔しいですが、化けキツネと同じ道を歩くことになります。

キツネと違うところは「高級クラブ」で大儲けではなく、適材適所で頑張って人道的にお金を稼いでいるところです。

 

変化狸達の最後(人間後の職業)

ざっとですが、多摩を追われた変化狸達の転職先です。

みんな、できることを一生懸命頑張って生き抜いている姿が分かります。

 

・正吉はごく普通のサラリーマン

・おきよさんはスナックで勤めている

・不動産業で成功している狸もいる

・森林開発をしている酷い狸(ワンダーランドの社長から奪った一億円を頬ずりしていた青左衛門だと思われる)もいる(食うか食われるかの商売だけど、他の狸とは絶縁しそうな感じはします)

・雨の日に、権太の墓参りをしている(正吉他4名)

・おろくは、占い師として「多摩の母」を運営(評判が良いらしく鑑定希望の女子学生が数名待機している)

・鶴亀和尚は、本物のお寺の和尚になっている。
しかも原動機付自転車に乗り、おそらく檀家さんのところへ向かっている(万福寺はつぶされたので、多摩付近のどこかのお寺かな)

・他の化け狸もサラリーマンに(駅の売店で栄養ドリンクを飲んでいる正吉と遭遇!)

・四国では、金長さん、玉三郎さんと小春さんが神社を切り盛り(神前式をしている模様でそれなりに忙しそうです。ところでお賽銭のほうは儲かっているのかな?)
※また金長さんにとっては、仲間の禿狸、隠神刑部は亡くなったので、玉三郎が6代目を継いでくれたのは本当に有難かったし、頼りになるでしょうね。

 

 

ストレスで体を壊して、結局は山へ戻るor新宿の花園神社をベースに残飯をあさっている・・・

たぬきはそこで人間社会の酷いストレス社会とそれに耐えている人間は本当に凄いということを実感しました。

並の人間でも、満員電車に揺られて一日8時間×5日間働くのは無茶大変ですからね。

 

 

私が一番気になったのは、正吉のお嫁さんのおきよさんがスナック勤めをしていることです。タヌキは基本的に夜行性なので、夜職が向いているのかなと個人的に感じました。

90年代のスナックは、まだまだ酔っぱらいの客相手&たばこの煙はムンムンとしており、かつて空気が良かった多摩の山とは正反対の環境で毎日女性に変化して働いていると思うと相当しんどいんじゃないかなと思いました。

 

 

正吉とおきよさんの子狸達は???

一番気がかりなのが、正吉とおきよさんとの間に生まれた4匹の子狸達です。

作中でどのようになっているのか一切言及はされていなかったけれども、化けられる子狸は普通の子供と一緒に学校へ通い、化けられない子狸はもしかしたらお昼間はおきよさんと一緒に過ごしているかもしれません

(この説が当てはまるとおきよさんが夜のスナック勤めをしているのはいささか納得できますね)

 

 

ラストシーンの正吉の意味深な一言

ポン吉と感動的な再会&楽しい宴の最中に、正吉が私達視聴者に向かって言うセリフがあります。

 

あれテレビやなんかで言うでしょ?開発が進んでキツネや狸が姿を消したって
あれ辞めてもらえません?そりゃキツネや狸は化けて姿を消せるのもいるけど、

でもうさぎやイタチはどうなんですか?自分で姿を消せます?

 

 

きつねやたぬきは変化して人間社会のどこかでひっそりと生きているかもしれない、うさぎ、いたちは姿を消せない・・・

この言葉の意味ってある意味で怖く感じました。

 

それはかつてワンダーランドに手を貸したキツネが、化けられないキツネは滅びていくという意味と同じではないかと思いました。

化けられないイタチやうさぎは生命をつないでいくことができるけれども、食べ物を思うように得られない、冬を越せない、天敵に命を奪われるという不可抗力により、化けられる狸やキツネと比べて生きにくい生命体であるということを表します。

 

正吉がいいたいこと、それは多摩ニュータウンで動物と人間が共存するには遅すぎた。自然破壊をして住処を手に入れた人間は・・いつか自然の怒り(地震とか)により化かされるかもしれない・・・

天災については少し考えすぎかもしれないですが、正吉の残した言葉って意味深ですよね。いつかしっぺ返しがくるぞと・・・

 

エンディングが多摩の風景ではなく、東京の夜景をバックにしているのは、緑がなくなっていく東京で化け狸&変化できない並みの狸が「大都会東京」で生きていくという決意が表れているんじゃないかと個人的に感じました。

 

長々となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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