今から考えると、天道あかねの長姉・かすみお姉ちゃんは、今で言う「ヤングケアー」なのか?
いや「家事手伝い」どころか「家事全般を担う無償の従事者」と考えたほうがいいのか?
そもそも、かすみお姉ちゃんに対してそのようなことを考えるのは失礼ではないか?とさえ、数日間この記事を書くことに対して悩んでいたほどでした。
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【らんま1/2】かすみお姉ちゃんはなぜ高校卒業後「家事手伝い」をしているのだろうか?(かすみお姉ちゃんは、進学や就職は考えなかったのか?)
天道かすみさんは、あかねと異なり格闘技を嗜むこともなく、まるでおっとりと「お母さん」のように家事を全てを取り仕切っています。
お性格においても、おっとりとして見えるけれども、割と毒づいているし(おっとりとズバ!本当のことを言われるとグザっと来るよね!)、
一方で東風先生のお気持ちにはぜーんぜん気が付いていない・・・ドラマ版のかすみお姉ちゃんは晩御飯を作るのに2時間かかる!というおっとりさん。
かすみお姉ちゃんがいなければ、天道家と早乙女家を回していくことはできない!!!
かすみお姉ちゃんは19歳の家事手伝い!
かすみお姉ちゃんは、19歳で高校卒業後おそらくですが、ずっと「家事手伝い」をしている模様です。
家事手伝いの範囲を超えて「お母さん代わり」として洗濯から料理と一日中エプロンを身に着けて家事にいそしんでいます!
令和の時代からしたら「え?19歳で家事全般担っているの?ヤバくない?」となるのも当然です。
実際、80年代後半から90年代前半の女子の進学先は、就職・短大が多く占めており、大学進学は今と比べたらまだ少なかった時代です。
家事手伝いを選択する高卒女性は「実家がお金持ちで花嫁修業の身分」という特級階級くらいだったのでは?と思います。
(特級階級の家事手伝いと言っても、生け花・お茶のレッスンやお夕飯をちょっと手伝う程度)
でも、かすみお姉ちゃんの「家事手伝い」は訳が違います!
早々と「実母」を失った天道家は、家事を担う人間がやはり必要でした。
深く決心をしたのか否かは、かすみお姉ちゃんに聞かないと分かりませんが、
高校卒業後自然な成り行きで「家事手伝い」と言う選択しかなかったのかな・・・進学や就職と言う選択ができなかったのかなと思うと子供を持つ母心としては少しやりきれない部分があります。
女の子だから、選択肢のない家事手伝いをしなければならないと考えると外野からするときついなぁと思いますが、あの時代であれば「偉いね」で片づけられるのだなと思うとさらに複雑です。
かすみお姉ちゃんには、今後「選択」できる人生を選んでほしいと願います
(今の時代で考えると別に東風先生と結婚しなくてもいいのでは?と個人的には思う。だってあの東風先生の老母は骨盤が大きくないといけないし、子供を産まないと文句言われそうなので・・・まぁかすみお姉ちゃんなら上手に付き合えるかな・・・)
天道家・早乙女家をしっかりと支えているところに感謝!
かすみお姉ちゃんが作る料理を見ていると、昔ながらの食卓ですごくきっちりとしているんですよ!(しかもフランス語の翻訳もできるんだぞ!グルメ・デ・フォアグラの秘伝書を翻訳!)
おかずが大皿盛りではなく、数品ちゃんと一人一人分けられていますし、家の中も散らかっている様子もない、まだ19歳なのにご立派!としか言いようがないですね!
いきなり天道家にやってきた早乙女親子にもちゃんと食事と洗濯を提供し、家計においても「収入源が不詳」なのによく切り盛りをしているなと感心します。
天道家の収入の謎についての記事はこちら☟
hitokomakohsatsu.hatenadiary.com
終いには八宝斎が襲来?し、下着は盗む!ふすまにいたずら書きはされる!という散々な日々・・・・、普通の人だったら気が休まらないけれども・・・・
かすみお姉ちゃんは「おじいちゃん」と呼んでいますし、おっとりとした性格なのか何が起こっても動じていないところが「お姉ちゃんを超えて肝っ玉母ちゃん」じゃないかという境地ですよ!
ある意味で、天道三姉妹の中で実は強いのは、かすみお姉ちゃんかもしれませんね。
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