世間では「自分で何とか生活を送らないといけない!」と言われる自助が求められる傾向にありますが、このドキュメント72時間をみると「共助」という生き方も是非視野に入れてほしいと強く思いました。
今回の舞台は神戸市長田区にある共同住宅の1Fリビング。
入居者だけではなく、近所の方や子供達など「イマドキ珍しいふれあい」を見ることができました。

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【ドキュメント72時間】神戸 令和の“ごちゃまぜ長屋”で(長田区にある共同住宅で人間について考える)
長田区にある6F建ての介護付きサービスの共同住宅の1Fのリビングが本日の舞台です。
冒頭少し見ただけでも、みんなでワイワイ40人ほどが暮らしていて「実家感」が漂ってました!(施設なので看護師さんと介護士さんもいらっしゃいます。)
ちなみに月20万円住居費などがかかるそうです。(金額によって受けるサービスも異なるそうな)
介護や看護が必要な高齢者や障害を持っている人だけではなく、宿題を持ってくる小学生やピアノを弾く若者、何故かブタもいるし、おっちゃんその辺で寝ているし、ゲイバーのママもふらっと来たりする「みんなの実家」
来るもの拒まずという雰囲気が皆を引き寄せられているのかなと思いました。
(ふと寂しい時に近所にこのような場所があると立ち寄りたくなるよね?)
共同長屋に来る理由とは?
凄い…この施設は入居者のやりたいことを全力でサポートしてくれるところです
例え脳梗塞になったとしてもやりたいことをする…それを全力でサポートするスタッフさん。
チューハイも飲んで、タバコも吸うこともOK(もちろん外で)
入居者の気持ちややりたいことを優先してくれるのは家族と知っても安心ができそうです。
(散歩途中で行方不明になりかけて警官と一緒に帰ってきても、普通に慌てることなく「おかえり」と言ってくれる環境って凄くないですか?大丈夫じゃない状態でも、利用者には大丈夫とつたられるスタッフさんの強さですよ…)
そしてこのリビングには学校の宿題をする小学生がいたり、また19時半以降はスタッフさんの子供達やその友達がやってきたりと昼間とは違った光景を見ることができました。
夜はスタッフや近所の人たちがお酒を飲んだりと自由に楽しんでいる寄り合い所のような場所になり、みんな相当リラックスしながら食べたり飲んだりゲームしたりと楽しんでいる様子でした。
正直、煩い居酒屋で飲むよりもここのリビングでまったりと過ごしているほうがエネルギー使わずに心地よく酔えそうですね。
ゲイバーのママ・ピンキーさんも仕事の合間を縫って、この共同住宅に遊びに来ています。
以前、神戸で暮らす場所がなくて、一時この共同住宅で暮らしていた時期があったそうです。退去してからも「実家感や一人じゃない感」を求めてここに遊びに来てしまうのです。
立ち寄ってしまう理由としては「ご自身の肩書」を問われないことだそうです、ご自身のセクシャリティを問われることなく、自然体でいることができるのですから。
あれやこれやと聞かれると嫌になることだってありますからね…
介護について考えさせられる
今回の舞台が介護施設ということもあり、介護について考えさせられました。
私はまだ親の介護には直面していませんが、いずれやってくることは必須です。
・隣で喫茶店を営む茂子さんは、以前パーキンソン病を患った旦那さんが二年間ここでお世話になったそうです。(毎日のように喫茶店で読み終えた新聞を施設に持ってきてくれる)
旦那さんがお世話になった後も毎日のようにここに来て入居者とコミュニケーションを取っている。
・抗がん剤治療で入院していた元介護士の女性が戻ってきた、かなり皆様に歓迎されているようで、彼女の様子を見ていると、体が辛い時でもやっぱり人と接することが生きがいになる(助け合いという)
やっぱり介護する側も受ける側も「孤独」になってはいけないのですよね。
言うまでもなく子育てと違って介護は何年で終わるというのが分からない長いトンネルに突入します。
これほど大変な介護を家族だけで孤立して行っていると、双方にとって良くないよなぁと…
だからこそ、取材先の共同住居があれば、誰か人と喋ることができる、困ったことがあっても「助けて!」ということができ、また他の人を「助ける」ことだってできる。
世間一般では「自助」が求められていますが、この共同住宅を見ていると「自助だけでは済まされない、共同で助け合い生きていく」のも大事じゃないかと凄く思いました。
介護者・看護者・スタッフ・学生・近所の人など肩書など気にせず、ふらっと出入りできるこの場所は決してなくしてはいけないです…
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